「心伏すれば、群魔退く」  菜根譚より

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「心伏すれば」とは、自分本位の気持ちを捨てること。「群魔退く」とは、深刻なピンチがなくなるの意。
「自分本位」を捨てれば、すべてが好転すると言う意味です。あんなに好きで結婚したのに、
会話をしはじめると、すぐ、ケンカごしになってしまう。恋愛時代には、ほとんどギクシャクすることは無く、

スムーズなつき合いをしていたのに、なぜだろう。。。

原因は簡単です。恋愛時代には、自分のことよりも、相手のことを大事に思っていた。 自分より、相手が
喜んでくれる方が、よっぽどうれしかった。

女性は、自分のことばかりしか考えない男からは、遠ざかって行く。まず、男性が、自分の心から沸き立つ
エゴの魔を降伏しなくては、女性からは、やさしくしてもらえない。自分の心の中にあるエゴを降伏させる。
自我を捨てて、すみやかに相手を思いやる。すぐ、和解が成立する。。。

菜根譚から、抜粋しました。実は、最近NHK教育でも勉強してたのです。。。

「菜根譚」(さいこんたん)ってなに? 『菜』は、野菜。『根』は、大根。『譚』は、お話。

お野菜と大根さんのお話です。  いくら高級な思想でも、難しくて、チンプンカンプンでは、
中身の無い話と同じです。野菜や大根のように、身近で、気楽に打ち解けて、親しく読める
温かい人情を大切にして、人生がうまくいく幸せの道をやさしく説いたものです。

中国は、明の時代、(1368年~1644年) 洪自誠(こうじせい)の著です。
儒教、道教、仏教の教えを、融合して、350にもなる生き方の極意を、要領よくまとめたものです。

境野勝悟さんの超訳を参考に、これから、ご結婚される皆様に、人生の先輩としてブログに記しました。
これからも、時間をみつけて、為になりそうな章をアップいたしますね。

12月6日(土)7日(日)、モーニングツアーでは、美味しく暖かいお料理をご用意し、お待ちしております。


                           迎賓館 グランシェフ  中村 実