こんにちは!
ドレスショップ、Amtteliebe(アンテリーベ)でございます。
本日は、婚礼衣装の和装に用いられる『吉祥文様』のご紹介をさせて頂きます。
吉祥文様とは、良い兆し、めでたいしるしという意味を表現した文様。
数ある吉祥文様の中から3つご紹介させていただきますね(^^)
【鶴】 色打掛『慶翔花の調べ』
「鶴は千年 亀は万年」
この言葉にあるように、鶴は長寿の象徴です。
そして、その遠くまで響く鳴き声が、まるで天まで届いているようだと「天地を結ぶ存在」でもあります。
また、2羽の鶴、つまりは夫婦鶴として描かれた時はまた違う意味がつきます。
それは「夫婦仲良きこと」の象徴。
そしてパートナーとなった夫婦鶴は離れることなく、ヒナの旅立ちまで連れ添うのです。
天と地を結ぶ尊い存在である鶴は、その長い人生を夫婦仲良く過ごす。
夫婦の幸せを願う、これ以上にない吉祥文様といえます。
【桜文】 色打掛『桜花』
桜(さくら)の語源は、「さ」は『田(稲)の神』を意味し、「くら」は『蔵、倉、鞍』など、坐するところを意味します。つまり、桜は田(稲)の神様のよりしろなのです。
田の神に「さ・け」と「さ・かな」をささげ、日本人にとって一番大切な稲・米の豊作を祈願したのです。これが花見の起源と言われています。
桜の文様は五穀豊穣を表した吉祥文様で、とても目出度い文様なのです。
ですから、桜の文様(柄模様)の着物は、春に限らず、いつでも着られます。
【牡丹文】 色打掛『白地富貴牡丹文様』
牡丹は、奈良時代に中国から日本に伝えられ、その豪華絢爛な姿から多くの人々を魅了し、鎌倉時代には摂政・関白の地位を独占した最上級の公家である「摂関家」の専用文様として使われた花です。
「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」という言葉があるように、牡丹は美しい女性の象徴とされ、数ある様々な花の中でも美しい「百花の王」、豊年の兆しとなるめでたい花「瑞花」として、幸福や富貴の象徴として描かれてきました。
また、牡丹の「丹」は不老・不死の仙薬を意味することから、不老不死、不老長寿という意味も持っています。
以上になりますが、素敵な意味が込められた吉祥文様は数多く存在します。
婚礼(前撮り)を和装でお考えの方はこれらの吉祥文様に特別は思いを託してみてはいかがですか?
皆様のご来店を心よりお待ちしております(^^)