これからの季節...扇子のお話

いつもブログをご覧頂きありがとうございます。

今日は司会者より、素敵なおばあ様と扇子(せんす)のお話をしたいと思います。

先日のご披露宴で、新郎様がとても可愛がってもらったおじい様・おばあ様をお招きされていました。

披露宴では立派になったお孫さまのお姿を、お二人共とても温かい眼差しでご覧になっておられて、

こちらまで胸が熱くなりました。

そんな折、お食事が始まると、おばあ様がさりげなく扇子を出されて、

口元を隠しながらお料理を召し上がったのです。

そのお姿がなんとも言えず品があって、とても素敵でした。


「マスク会食」と言う言葉が生まれてずいぶん経ちますが、

迎賓館でもゲストの皆様にはお食事以外のシーンでは、
マスクの着用をお願いしております。

ゲストテーブルには飛沫防止用のアクリルボードが設置されていますし、

大きな声でお話しをされるわけでもなかったのですが、

そのおばあ様の所作に、まわりの方への配慮も感じられて、とても印象的でした。


「扇子」というと、今では涼をとるために仰ぐ、という使い方が一般的ですが、

古来日本では、笑った時に歯が見えないように口元を隠す為にも使われていたと言います。

また、『扇子は末広がりでおめでたい』 とも言われています。

お席にマスクケースなどをご用意される新郎新婦さまもいらっしゃいますが、

このように扇子を、ゲストの皆様へのお心配りのアイテムとして、

『お食事やご歓談でお使いください』とメッセージを添えてご用意なさるのもいかがでしょうか?

もちろん扇子は、披露宴後にもお使いいただけますし

ひらく度にお二人のお姿が思い出されて笑顔になることでしょう。

会場内にカラフルな扇子の花が咲く...
これからの季節にピッタリの扇子のお話でした。

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