こんにちは!迎賓館の写真担当のドリーミンドリーマーの森でございます!
今回は前回、そして前々回とお話しました、僕たちのこだわりの話の3つ目です。
こだわりのお話の内容は三部作になっていますので、興味のある人は過去の記事も参考にしてくださいね。
・ストーリーを感じるアルバム構成
アルバムの見ごたえを心配する人はとても多いです。
「せっかくアルバムを作るんだからボリウム(見ごたえ)が欲しい」、「一冊の中に沢山写真を載せてほしい」...などなど。
その上で「このアルバムには何カット(何枚)写真が入りますか?」という質問があると思います。
しかしながら、「このアルバムって何ページですか?」という質問はとても少ないです。
我々が打ち合わせの中で、おふたりとお話をして感じるのは、「撮影した写真をたくさんアルバムに入れて欲しい」「枚数が多ければそれが見応えにつながるのでは」とイメージされていることが多いです。
簡単な話なので想像して欲しいのですが、同じカット数(写真枚数)のアルバムであれば、ページ数が多ければ多いほど一枚一枚の写真は大きく見せることができます。
例えば映画やドキュメンタリービデオを想像してもらうと、俳優の喋りのカットや顔の寄りのカットだけで物語が完成しないように、そのシーンの要素やディテール、イメージカットなどを丁寧に大きく見せていくことにより、まるで音楽を奏でているような綿密なストーリーは完成します。
ページ数が多いからこそできる見せ方として、シーンを多くの写真を使って細かく分けて語っていったり、一つのシーンを一枚の写真で終わらせずに、結びつく写真を組み合わせて、表情の奥にある感情やその場の空気感なども、ドリーミンドリーマーのアルバムだからこそできる見せ方で構成していきます。
まるで手品の種明かしのような話ですが、言葉以上に写真は多くを語ります。
表現するモノである以上、そこには技法や技術が存在します。
それらを論法として使い、丁寧にアルバムに落とし込むことによって、アルバムの中にストーリーを物語っていくのです。

すこし長くなってしましましたが、それだけ我々がこだわりをもって撮影に挑んでいると持っていただけると嬉しく思います。
ドリーミンドリーマー 森